しばいぬたろう

ピーター・パン2/ネバーランドの秘密のしばいぬたろうのネタバレレビュー・内容・結末

1.0

このレビューはネタバレを含みます

『ピーター・パン2/ネバーランドの秘密』('02)
Return to Never Land / アメリカ合衆国 / 英語

『ピーターパン』から十数年後、ウェンディの娘が主人公となり、新たなネバーランドの物語が始まる。
ピーター・パンというより、ネバーランドの秘密というより、妖精の物語のような気がする。


弟のいるジェーンの母親は、ネバーランドで冒険をしたウェンディ。
ウェンディの冒険譚を楽しむ弟とは違い、戦禍で父親が出兵中であるがため現実主義的な姉のジェーン。
ある晩、ジェーンはフック船長にウェンディと間違えられて誘拐されてしまう。
ネバーランドへ連れてこられたジェーンは、そこでピーター・パンや妖精、迷子たちと出会う。


歴代のディズニー映画の続編を製作するディズニー傘下の会社が、「シンデレラ」や「リトル・マーメイド」と同様に本作も担当している。
そのため、それらの作品と同様のクオリティの仕上がりとなっている。

主人公が我儘で、彼女の「要請なんて信じない」という台詞のせいで瀕死に陥るティンカー・ベル。
主人公の人間性やピーター・パンのナルシスト感。
物語展開もテンポが悪いことも相まって、個人的にはイライラが止まらなかった。

しかし、最後の方でウェンディとピーター・パンが再開するシーンは感慨深かった。
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