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悼む人のaconomusiのレビュー・感想・評価

悼む人(2015年製作の映画)
3.6
感情移入超出来たし、特に母親役の大竹しのぶと、椎名桔平の週間文春みたいな遺族の気持ちとか無視のマスコミの体質と、アラタの執着愛のDVぶりとか演技がハマってた。高良健吾の誠実さは、やっぱりよく伝わった。昨今の事件で殺害された遺族が恨み、憎しみをしても、殺害された人は浮かばれないし、だいち遺族もそんな気持ちでは、心は救われない。亡くなったその時だけにこだわらず、その人が愛し、愛され、誰に感謝され、生きてきたことのほうがどんなに大切かを教えてくれる、そしてその人が生きてきたことを、忘れないで、風化しないで、悼み周囲の心に影響しあって留まってることが全面に伝わった感動の作品。
石田ゆり子と、高良健吾のオチは、ちょっと雰囲気的にも男女の関係になったのがやや不自然さを感じた。年の差かな。
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