川崎邦彦

LUCY/ルーシーの川崎邦彦のネタバレレビュー・内容・結末

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

リュック・ベッソン監督製作の超能力SFアクション

新開発の麻薬の運び屋にされた主人公のルーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、体内に薬物が取り込まれたことにより覚醒。人間が普段使っていない脳の領域を解放するにつれ人間の域すら超えた力を手に入れる。

脳の使用領域の話なのだが、サイコキネシスが使えたり、物質変換や時間や時空間の移動まで出来るようになったりと、ミュータントを通り越して神様レベルまで行くぶっ飛んだ展開に。
その割には敵対組織が最後まで韓国系マフィアだったり、肉体の崩壊と引き換えに人類の叡知をコンピューターメモリに圧縮して、主人公は電子(量子?)の世界に消える「攻殻機動隊ゴーストインザシェル」の草薙素子みたいなラストで終わったりと、なんとも中途半端な展開な作品でもある。

ブラッドリー・クーパーとロバート・デニーロ出演の「リミットレス」の方が、脳みその覚醒がテーマの映画としては好みである。
川崎邦彦

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