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犯された白衣のisopieのレビュー・感想・評価

犯された白衣(1967年製作の映画)
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2015年9月27日(日)新文芸坐 特集/戦後70年企画 第四部 戦後日本映画史の発見愛と官能のシネアスト

劇中の台詞で「びゃくい」とあるとおり、題名は「おかされたびゃくい」と読む。

素朴、素朴、あまりに素朴。つい三度も重ねてしまったが、この原初的なピュアネスの表現には1967年の日本映画では誰も勝てなかったのではないか。監督ご本人にはぎらつく野心や商売人の算盤が見えるのに、映画はこのセンチメントが前景化するのはずるいし、ものすごく強力な才能である。
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