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プライベート・ソルジャーのNSKのレビュー・感想・評価

プライベート・ソルジャー(1998年製作の映画)
4.2
立場の違いによる利害の違い、上下関係・攻撃力の大小による圧迫を感じることのできる、良い映画でした。新兵にとっての古参兵、兵隊にとっての中隊長、中隊長にとっての大隊長、目上の人間の怖さが描かれています。また歩兵にとっての戦車、大砲の脅威も。映画は1944年、ドイツ軍が大攻勢(アルデンヌ攻勢=バルジ作戦)に出る前のアメリカとドイツの戦いが舞台で、ドイツはまだ戦力を保持しており、森林地帯で防御しているので、しぶといです。主役のマニング一等兵が、戦闘よりも自分の保身第一で生きる人物のため、反戦非戦の日常を生きる観客はすんなり話に入っていけると思います。
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