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志乃ちゃんは自分の名前が言えないのNSKのレビュー・感想・評価

4.9
冒頭から陰キャの主人公志乃ちゃんの心境に引き込まれる本作。入学式当日に目覚ましが鳴ったと同時に布団の中から伸びる手。主人公志乃ちゃんが、どんな気持ちで入学式を迎えるかがよく分かり、いきなり引き込まれます。場面場面での、登場人物たちの心境を表すような光のあたり方も良いです(乃木坂PVを手掛ける湯浅弘章氏が監督)。原作から引き継がれた抑圧の描き方の良さ=周囲の笑い(嘲笑)。先生の無理解や音楽面、劇伴も良いです。元陰キャ・元底辺カースト向け映画としても、音楽映画としても、良い映画でした。
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