たけのこ

Mr.タスクのたけのこのレビュー・感想・評価

Mr.タスク(2014年製作の映画)
3.9
いやーかなりいい胸糞っぷり。
二度と見たくない人とかいると思う。わたしもこれはなかなか見直せそうにない。切れ味のあるトラウマ映画です。
とはいえモノとしてはブラックコメディの様相をていしていて、そこが救いと言えば救いでしょうか。

あやしい男の家に訪ねて行った男。楽しく談笑していたと思ったら急に眠気におそわれる。気がついたらもうすでに両足を切りとられていた。
それだけでも十分怖いのに、恐ろしいころに男の目的は、「セイウチ」を作り出すこと。舌を切りとり、両足を切りとり、腕を胴体にぬいつけ、牙をうめこみ、肉の皮をかぶせて、人間セイウチを作り出すことなのです。

普通の映画であれば、人間セイウチなんていやだー!と抵抗して、敵と味方が拮抗してセイウチにさせられるの?なんとかなるの?というところでドキドキする感じだと思いますが、この映画は違います。
わりとあっさりセイウチにさせられちゃう。しかも、どっちかというとそこからがスタートという。

このセイウチのビジュアルがまた気持ち悪い。肉をつなぎ合わせた感がすごいし、もう舌はないから言葉も話すことはできない。仲間が助けに向かってきてくれているけれど、どうなるのこれ状態。

最後の格闘シーンでひょうきんな音楽ながして、ユーモアですよとしているのがもう笑っていいのかいかんのか。得も言われぬ感情があふれ出して、目が離せません。

胸糞映画が好きな人はぜひ。
っていうかあれジョニー・デップなのか。絶対気がつかないでしょ。