3110136

グリーン・インフェルノの3110136のネタバレレビュー・内容・結末

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

自然保護活動をする過激派学生グループはペルーの奥地へ向かった。しかし、飛行機が墜落し助けるつもりの原住民に捕らえられ、1人ずつ殺され、喰われていく。

──────────

怖い!最近分かってきましたが「これ系」が私は怖い。

要素
・意思疎通不可───同じ人間でありながら意思の疎通が出来ない。
・異文化───全く文化が異なる。価値観が異なる。おぞましい風習が存在する。
・多勢に無勢───相手の方が数が多く、力でねじ伏せられてしまう。
・人里離れている───他に助けを求めることが困難。

一般的なホラーと異なる点としては、相手に「悪意がない」こと。本来、主人公側に感情を移入している場合、敵役がやられればスッキリするのですが、ライフルで撃たれる原住民を見ても全然スッキリはしないっすね。

そして、主人公側もどこか自分勝手というか、甘さが見て取れるため、多少痛い目にあってもそんなに観てて辛くない。ジョナとかは可哀想だったけど。アリに襲われるのもキツイ。

イーライ・ロス監督の作品は、アフターショック(脚本)を観たけど(もっと前にホステルも観たけど、グロい映画としか覚えてない)、「普通の怖さ」を描くのが上手い人なのかな。「普通」って言葉のチョイスが良くないな。なんと言うか「日常と地続きの怖さ」的な。


●食べるという行為
「食べる」という行為は生きる為に必要不可欠であり、人間を食べること全てか悪い事だとは思いません。私は食べたいとは思いませんし、食べられたくもありませんが、そういう文化があっても否定をするつもりはありません。

「郷に入っては郷に従え」という諺があるとおり、その土地では食人が普通であれば、それを否定する事は難しいと思います。

いざ、その場にいたら、そんな事も言ってられなさそうですがね…。


●独特の風習
ジャングルの奥地に住んでいる原住民だけでなく、特定の地域だけで育まれた《独特の風習》は世界中至るところに存在していると思います。全然詳しくないですが。私の住んでいる場所の近くでも、かつて犬を食べる文化があったそうです。

この《独特の風習》って、なぜだか「どこかおぞましく」感じる。なぜだ。私だけ?


●ウルルン滞在記
異文化の人に捕らえられ、どうやら絶体絶命のようだとしても諦めないでください。基本は一点突破です。幼い、素直そうな子を見つけて、頑張って意思疎通を試みてください。分かりやすいもの(楽器や手品や飴の類)があるととても良いでしょう。


●ジャスティンがカワイイ
ロレンツァ・イッツォ、wikiを見たら、イーライ・ロス監督の奥さんだそうです。中条あやみとあつこお姉さん(おかあさんといっしょ)を足して2で割った系。(おっぱいも出ます)

ちなみに、本当にどうでも良い話ですが、AmazonPrimeだと、ジャスティンの友達(金髪のどこか影のある表情の女の子)がサムネイルで表示されるのですが、メインの所では一切出てきません。
3110136

3110136