りっく

イントゥ・ザ・ストームのりっくのレビュー・感想・評価

イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)
4.0
竜巻を題材にした映画
いろんな側面を見せてくれる
大きな雹が降ってくる不気味さ
ゴルフボールの大きさでも凶器に
周りのあらゆるものが凶器
主観カメラいつ何が飛んでくるか
炎の渦をあげる竜巻
複数の竜巻がひとつになる
地鳴りのような轟音
怪獣映画のように丁寧に見せる
去った後のディストピアSF感
まるでゾンビ映画のようだ
去ったと思ったら台風の目だった
緩急のつけかた見事
大高原で逃げ惑う人々もちろん
閉鎖的空間の見せ方が巧い
マンホールの蓋や柵
空いたら強風が吹き込んでくる
文字通り手を離したら終わり
主観カメラうまく繋ぐ
手ブレで臨場感出さないとこがいい
竜巻を追い続けてきた監督
仲間を1人死なせてしまった
怪物と対峙できる乗り物
捨て身で外に飛び出し
文字通りイントゥして怪物と対峙
贖罪の想いと積年の想いが交錯
英雄的行動かつ夢が実現
台風の目で上に上がって行く
一瞬の静寂と見事な夕焼け
この人物の行動原理を肯定
絶世のこの景色を見たかったんだな
死を確信した恍惚の諦念の表情
まるでジェットコースターのよう
真っ逆さまに落ちていく
このシーンだけで観る価値がある
限られた人物だけに絞った作り
各人物が一点に集約
スピルバーグ的な父と息子の和解
もう少し溝が欲しかった
典型的なバカなアメリカ人
YouTubeの再生回数が絶対の尺度
普通の人が英雄になれるエンド
ラストにバカな方に落とすイイ
吊り橋理論のようにくっつかない?
むしろ瓦礫を片付ける親子の姿
飛行機動かす画は正直微妙
創意工夫と整理された演出
完全に拾い物
りっく

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