本好きタマゴ

白い沈黙の本好きタマゴのレビュー・感想・評価

白い沈黙(2014年製作の映画)
3.6
物語の主軸となる登場人物の考え方にはある程度リアリティがあり、最初の前奏部分はとても気持ち悪く感じた。

洋画を見る際に多くある悩みだが、登場人物が中々覚えられない、かつ時系列がバラけるので少し分かりにくい作品ではあった。
しかし、伝えたい事。こういう事が世の中にはあるんだということをある程度心情描写含めてかかれてるのでその辺りはよかったと思う。

気持ち悪さは実際の問題の事件がとても気持ち悪いと感じるものだからだろう。しかし、見る側への配慮もあるからか具体的な描写はないに等しい。どうなったのか深くみて考えるのではなく、こういう場合にどのように考えるのか、このように言われる事があるという客観的観測が出来るように仕向けられている。



こういう機会は職種にもよるが、私はまだ身近に体験する事なく生きる事ができている。
だからこそ、映画として体験するのはまあ映画らしくありなのかと。



とはいえ、大筋や設定からズレる事なく、ある程度の権力があってできる事をやっている事があるのだが、、映画として楽しませる行動と物語は相反する為評価を貶める事もあるとは思う。深入りする事なく見る事が出来る人におすすめかとは思う。

ps.キャッチコピーなどの説明文が蛇足になる作品。何も知らず見たからこその感想か