評価が難しいけどとても胸に残る映画。
精神の病んだ女性三人を遠く離れた教会まで送り届けるというストーリー。
メアリー（ヒラリー・スワンク）は高潔で自立した独身女性。ブリックス（トミー・リー・ジョーンズ）は独自の信念を持った善悪では量れない男。
とにかく女にとって生きずらい時代・世界です。ほぼ家畜と同等の扱いに思えます。精神を患うのは無理もありません。
先ほどメアリーは自立した女性と書きましたが決して自立したくてしている訳でもなさそうです。精神性はとても古風な思想の女性なのでしょう。
ブリックスは私たちの常識に照らし合わせると悪者となってしまいそうですが、律儀で男気があって優しい男だと思います。破天荒ではあるけど。
いろいろ思いを巡らせながらレビューを書いていたら、実はとてつもなくいい映画なのではないかと思えてきました。またいつか見直してみたい映画です。
