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ジミー、野を駆ける伝説のkankoのレビュー・感想・評価

ジミー、野を駆ける伝説(2014年製作の映画)
3.8
ケン・ローチ監督作品、何か配信で見れないかなと探していて見つけた作品。
アイルランドの活動家ジミー・グラルトンを主人公にした作品。1930年代のアイルランドの状況を全く知らなかったし(そもそもアイルランドの事をほとんどわかっていない)実在のじんぶつであった主人公のことも全く知らなかった。なので物語の背景が今ひとう掴めず十分に理解できなかった部分が多い。
ただ彼らが主催していたホールに集う人々は労働と利益を搾取されていた側の人々だろう。思想的な物宗教的な物を別としても一部の権力者が圧力をかけて支配する図は今の世界でもあちらこちらで見られること。ケン・ローチが常に描いてきた事柄だろう。

ホールで催された芸術、スポーツ、歌とダンス。そういう物事と言うのは一見生活するのに必要のない物とみなされるが人が生きて行く上での尊い物という事がよく分かる。そう言う時間を持てる社会こそが平和な社会なのだ。
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