なーち

フューリーのなーちのレビュー・感想・評価

フューリー(2014年製作の映画)
3.6
【戦車の戦い方ってこういう感じなんだ、、最後のところはかなり無謀な気もする】

この作品は第2次世界大戦の一部分を描いている作品で、時系列とかもなく、本当にその時に起きたことを戦争を真っ向から描いている作品だった。
主人公はブラピ演じる米兵であるドン。戦車の指揮官?で、その戦車に乗っている4人の仲間との絆であったりを描いている。序盤でその戦車チームに配属されたノーマンの成長も垣間見える。

ノーマン目線で見てみると、誰も殺したくないってのが至極真っ当な意見なんだけれども、そうは言ってられないのも現実で、自分が殺らねば自分もしくは仲間が殺られるという世界であることがどれだけ怖いことか感じさせられた。
途中でドイツ人の女の子と良い感じになるのも束の間、その女の子が1つの爆弾で死んでしまうシーンなんて、正に天国から地獄。

あと戦車の戦い方ってあんな感じなんだね、ドイツ軍の戦車との戦いはかなりの見物だった。頭出して指示する指揮官役はかなり危ねえって思いながら観てた(笑)
ラストの十字路の攻防戦に関しては、かなり無謀ではあったけれども、あの状況下であればやるしかないのかもしれないな。あの戦いも文字通り絶体絶命の中で、よくあそこまで戦ったと思う。ドイツ軍が無限にいるように感じたのも、何かちょっと怖さがあった。冒頭にあったように女、子供関係なく召集してるんだろうし。

途中の女性ドイツ人との食事とラストの見逃し、ここだけに平和な世界があった。誰も本当は人も殺したくないし、戦争なんてしたくないはずなんだ、、
なーち

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