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フューリーのtoaのレビュー・感想・評価

フューリー(2014年製作の映画)
3.2
ローガン・ラーマンはいい眼をするなぁ。
いざ戦地に赴けば、背中を預けるのは故郷も思想も違う見知らぬ人なわけで。いい人とは違うがあの場では付いて行くっきゃない軍曹を見つめながら、徐々に兵士になっていく青年の戦争。
秀逸な脚本・演出というわけではなかったけれど、ユーゲント、ドイツ人女性、ラテン系米兵、描かれたばかりでは済まないと察するに余りある史実を脳内補完しながら観られた。
戦車メインの今のウクライナ戦も似た状況なのだろうか。

"俺は神の道具だ。生き残ったのは神の御意思だ"
"神はどうやって決めてる?サイコロを振ってか?"
信心ある者もない者も、殺す者も殺された者も、銃前も銃後も関係ない。戦争なんて誰も幸せにならない。

彼は家に帰れるのかな。様変わりをみたら家族はいろんな意味で泣くだろうなと思った。
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