今作は、第二次世界大戦終戦間近の戦時下のドイツで戦っていた戦車乗り達を描いた作品です。
この作品は、第二次世界大戦時に、実際に現地で戦っていたという90歳くらいの方に色々とお話をお聞きして、それをもとに作られたと言うことです。
よって、この作品での戦車内の様子が妙にリアルなのはそういったことなのではないでしょうか
そして、もっというとこの作品は、
戦車なんて全く乗ったことがなく、人を殺めたことは一度たりともない全く使い物にならない新米兵士が、様々な体験をし、自分の意思で敵兵を殺めるまでの成長を描いた作品でもあります。
ましてやドイツが追い込まれ、
女子供までもを戦争に動員していっていた中で、
相手は子供だけど、打たなければ見方が殺られる。
あの子供たちも戦いたくて戦っている訳では無いけれど、殺らなければ隣にいる仲間が殺られてしまう。という辛い気持ちを抑えて戦っている兵士の、ブラッド・ピットの表情はとてもリアルで素晴らしい俳優だなと感じました。
とても素晴らしい作品です。
是非ご覧ください。
尚、少しばかりグロテスクなシーンがございます。あらかじめご了承ください。