アカプルコ

フューリーのアカプルコのネタバレレビュー・内容・結末

フューリー(2014年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

途中から子供を教育しているような表情になるブラピ

どんどん新兵が成長していき(洗脳されて)喜ぶべきところなのに、「殺すのは楽しい」と言うようになったり、仲間から「マシン」と呼ばれ喜んでいる新兵の姿を、ブラピは少し悲しい目で見ている。

自分をいじめていた先輩兵士が「俺たちは違うけど、おまえはいい奴だよ、それを言っておきたかった。」と言った

傷ついたブラピが戦車の中で「I'm sorry」と、、その謝罪にはいろいろな意味が込められている。

絶体絶命のところで、かつての、人を撃つ事もできなかった自分と同じような心境であろう若いナチス兵が見逃してくれる。

さらにラストで味方に救出されたところで、やっとおかしくなってしまっていた自分に気づく。
戦争が恐怖だった頃の自分に戻ったかのような表情。
「君は英雄だよ」と言われてももうまったく心に響かない。


十字路(十字架)を守った。
だけど神様なんていない。
人を守れるのは人しかいない。
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