エアール

目撃者のエアールのレビュー・感想・評価

目撃者(1999年製作の映画)
3.3
博物館で鳥類学者として働く一人の女性が
突如として国家を揺るがす陰謀に巻き込まれちゃうお話。
女性を演じたのは美貌と肉体美を兼ね備えたナターシャ・ヘンストリッジ 笑
本作でもいただきました、ありがとうございました。

男運なし、
猛禽類をペットとして飼い慣らす美女 レイチェルのもとに
FBI捜査官だと名乗る2人の男 ハーツ、ハーセルがいきなり訪ねてくる
ーーなんでも
向かいのマンションに
マークしてる容疑者が住んでるみたいで
犯罪を未然に防ぐために
レイチェルの部屋を監視所として
使用させてほしい、だとか。
期間は10日前後で、協力してくれればその報酬として1日200ドルお支払いするんだそうです。
おいしい話には大抵ウラがあるもんです、今回ももちろんその例外ではありません。

最初こそ話を断るレイチェルですが
結局は承諾してしまい
こうしてレイチェルの部屋はしばし監視所なってしまいます。

とある晩
仕事を終えて帰宅すると見知らぬ男が中に
ーー彼もまたFBI捜査官で、ハンサム男 デイヴ。
監視役の代理だそうで
こやつがいい男でして
捜査官って感じもしないし、
親しみが湧いたレイチェルはデイヴに惹かれていってしまう。

任務に就く捜査官と美人学者の刺激的な恋愛ってことなら良かったんですけど
どうも違うみたいで 笑
ってのもデイヴ、ハーツ、ハーセルは
そもそもFBI捜査官ではないし
ーーほんじゃ
彼らは一体何者で、目的はなんなのか…

向かいの建物では
大統領の訪問を祝した歓迎会開催の予定があり
大統領はもちろん、内閣政府関係者や要人が集まるようで
望遠鏡でその様子を伺いながら
傍らにはグレネード…
お察しの通り”大統領の暗殺”、これが狙いのようです。

セレモニー当日
帰宅時に手足を拘束されてしまうレイチェル、
どうにか足掻いて大惨事を防ぐことに成功、
デイヴは仲間を殺し逃走を図る
ーー目撃者は誰一人残らず抹殺し
自分の存在自体を知らしめない、
彼こそは孤高で有能な暗殺者なのでした、これが本当の顔です。

己に課した信条に従い
デイヴは”生存者”の抹殺を図る
ーーレイチェル自身はもちろん、
彼女の友人や母親、自分の姿を目撃したであろう人物を片っ端から
殺していく。

国務次官、大統領の派遣団員、国際的な殺し屋、FBI、市警、
誰ひとり信用できない最中
再び”大統領暗殺”に向けて動き出す
ーーその背景には
とある部族 アマンジムエ族の大量虐殺と隠蔽が絡んでいて…

地位と権力のためならば
多少の犠牲はあたりまえ、
どこまでが敵で誰が味方なのか、分からないしもはや知りたくもない 笑

大切な人が次々と犠牲になっていくなんとも居た堪れない状況下で
美人鳥類学者の奮闘に賞賛を。
エアール

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