故ラチェットスタンク

ギョの故ラチェットスタンクのレビュー・感想・評価

ギョ(2012年製作の映画)
1.8
脚本家を雇わずにスタジオ自体が脚本を手掛けると最悪の場合こんなに不自然で手際の悪い作りになるのか〜と。撮影や芝居付けも変でシーケンスの流れも始終もたつく。もたつかなくてもテンプレ的な絵作りで事実確認でしかない演出ばかり。

絵コンテを切ったのは平尾隆之自身のようだが、脚本がガタガタなのでそもそも絵として上手く起こせなかったのかな。CG作画が使われてる事情なども重なっていそう。キャラに絶叫させながらカメラを引くとか、失笑物の演出が多い。

人間が書き割り以上の描き方でないので、エリカのくだりなど、露悪性だけが残る。直接にしてつまらない言い回しのダイアローグで主題(?)のようなものが唐突に語られ困惑する。モンスターの気っ色悪い造形などは◎