ラチェットスタンクさんの映画レビュー・感想・評価

ラチェットスタンク

ラチェットスタンク

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.2

「デヴィッド・バーン」なんて全く知らない身としてはどうしてあのスパイク・リーが舞台の映画化なんかしているんだ?と思って観ていたら終盤で納得。

そして、アフリカ系の民族音楽的アレンジやチューニングがさ
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ヘブンズ・ラッシュ(2022年製作の映画)

3.0

たった10分で観終われるので絶対に観て!
https://youtu.be/Pztie25eJJk

邦画のアクションのフロンティアはは坂本監督がメジャーに進出する事で大きく開拓されるだろう。

身体
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BROTHERS(2015年製作の映画)

3.0

エガース監督特有の自然観は今作でも顕在。
森。森。森。
どこまでも高く、どこまでも深い、圧迫される深緑。呑み込まれる。

優しい英語でよかった。リスニング教材としても良し。(台詞ほぼないからあんま意味
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台風のノルダ(2015年製作の映画)

2.7

新海誠監督の世界観をジブリで割った感じ。
ボーイミーツガール兼リアルミーツファンタジーのキラキラ青春SF

絵の動かし方は良いけれど基本的に全編レイアウトがイマイチ決まらない。ラスト、快晴に消える宇宙
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死霊のはらわたIII/キャプテン・スーパーマーケット(1993年製作の映画)

3.9

『Groovy.』その3

木塵の舞う前作までとは違って今作では砂塵が舞っていた。喉が痛い。
回を重ねるたびにプロットが何となく噛み合わないところが出ているのでその辺は多元宇宙として飲み込もう。

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死霊のはらわた II(1987年製作の映画)

3.7

『Groovy.』

面白いです。
前作よりもコント・大喜利豊富で楽しい。
予算がアップした分なのかゴア・グロ・不謹慎をグレードアップさせて畳み掛ける。単純で潔い。

ブルース・キャンベルは顔の輪郭と
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.5

終盤までは普通に退屈してしまった。
ワンシチュエーションでイベント自体は1人への憑依を皮切りに沢山起きてくれるのだが、それ自体もワンシチュエーションなので同じものばっかり観てる印象は受けてしまった。
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.0

うん、想像通り。まあ凄いな。

前評判からして「やっちゃいけないこと」したんだなーとぼんやり気づいたのだけれど、本当に作品が失敗する要因を全て踏んでいて笑ってしまった。

前作であれだけ啖呵を切ってお
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

2.5

ツッコミどころ満載でまあ笑える。
パーク経営者は買い取った島が活火山だったことにはどうやら無頓着だったらしい。

その後も突貫工事甚だしい展開の連発で「もういいか」となった。レーザーポインターザウルス
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.0

何だかんだ楽しんだ。
が、「パークが実際に開いたら…?」というコンセプト頼りであとは旧シリーズと同じモチーフやテーマが繰り返されるばかりで興味深くはなかった。

クリプラパートだけは唯一素晴らしい。恐
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犬王(2021年製作の映画)

4.1

『実はもう決めてある。』

「きみと、波にのれたら」のような控えめさやオープンさはゼロで、97分全編において癖全開
湯浅節の劇場初体験なのでとても幸せだった。

冒頭、マッチカットで時代と時代を繋げて
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黄龍の村(2021年製作の映画)

4.0

邦画苦手な人にも届け〜!
極力前情報無しで観て!

観たいものも観たくないものも観れると思っていなかったものも全部観れる。

演技のリアリティに対して、書き割り的な人物配置だなあと思っていたら、民族ホ
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

3.8

まあ、面白かったのだけれど構成には難ありに感じてしまった。
うーむ何となく褒めきれない…

屋内場面が続いていてアビスに求めている壮大な絵があまり観れなかった気はした。
物語自体も行って帰ってまた行っ
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.0

『ポップコーン映画』

個人的には「ラグナロク」からして「そんなに面白いか?」と言う感想なのだが、あの作品はとにかく精密(悪く言えば機械的)によく出来ていたんだなと思わされた。

ただ、思っていたより
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.8

「産む前に殺すか産んで捨てるか。どちらの罪が軽いか。」という作中の問いかけにおいて、「産む前に殺す方が軽いだろ。」と普通に思ってしまったが、それはおかしいのだろうな…

ただ自分としてはどうにも、赤子
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.9

『それをしまってくれんか…ワシにはちと眩しすぎる。』

年明けのNWHで「独自性がない」(二次創作的であると言い換えても良いかもしれない)ということを受容してもらえて嬉しかった身としては、今作の「本物
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傷物語Ⅲ 冷血篇(2017年製作の映画)

3.5

表現の手練手札は相変わらずで、クライマックスの身体パーツの捥ぎ合いに始まる人体破壊大喜利は非常に伝奇的な絵柄で素晴らしかった。
グロテスクなシュールギャグ

結局の所、「能力や頭脳がないし努力もしない
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傷物語II 熱血篇(2016年製作の映画)

3.2

鉄血編と殆ど表現体系は変わらないので飽きが来る結果にはなってしまった。
公開当時に数ヶ月おきに鑑賞すればもう少し違ったのだろう。

ギロチンカッター、エピソード、ドラマツルギーと言う具合に(まあ別にキ
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傷物語I 鉄血篇(2016年製作の映画)

4.3

アニメ苦手な人がどう思うか気になる!

真顔でギャグをつるべ打ちする人と会話してるときみたいな1番楽しいタイプの映画だった。

日本アニメ然としている部分が全体から浮いてしまいそうで浮かない。
新海監
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.4

まあまあです。
絵は圧倒的に美しかった!
西洋的でありながら東洋的でもある。ホン・ギョンピ撮影監督の圧倒的なビジョンと李相日監督のストーリーテリングのための明確なビジョンが合わさっているからこそ。
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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

2.8

深いファンではないが、ドラゴンボールにも少年期を育てられている自分として、孫悟飯ファンの自分として、そしてドラゴンボール世界を数年ぶりに来訪した身としては楽しくはある映画だった。

出来は微妙だが…
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バブル(2022年製作の映画)

2.1

『バブルは弾けた。次はどうする?』

突いたら弾けて何も残らない泡玉のように、今作も観終わって何も残らない映画だった。
これが全世界へ向けてマーケティングされている恥ずかしさ。
日本アニメの良くない点
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チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ(2022年製作の映画)

3.6

「チップとデール」はそもそも名前とデザインしか知らない。
海外のゲーム、カートゥーン、ネットカルチャーにもそこまで馴染みがない。

そんな人間としてはそこまで面白さが分からず、情報量に圧倒されながらも
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.8

『「シン」の意味って何でしたっけ?』

「シン・ゴジラ」のときもそうだったのだけれど、やはり一般人の視点が無いのがこのシリーズに乗りきれない理由に感じる。(ゴジラは結構好きです!)
ウルトラマンや科学
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.3

『ストーリー・オブ・サム・ライミ:わたしの性癖博覧会』

この映画こそ、「最高!」で片付けて良い気がするのだがどうだろうか。

「インフィニティ・ウォー」「エターナルズ」「ノー・ウェイ・ホーム」そして
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王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

3.8

ガイナックスの初作品ってこんな感じなんだーとぼんやり。

動きから伝わる圧倒的な熱量はこの頃から健在。

お話自体はシンプルな思想系だなあと感じた。ジャポニメーション特有の生々しいSF世界。

イノセント・ガーデン(2013年製作の映画)

3.5

ベルト推しすぎてて面白かった。
クロスカットとマッチカットの多幸感
何を見せたいかへの拘り。
視覚美的センスがバチバチ

世界レベルで通用する作家はどの国で撮ってもフィルムにスタイルを刻めるという確認
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悪魔のいけにえ2(1986年製作の映画)

3.5

プロットは薄めだけど楽しかった!

冒頭のカーチェイスチェンソーから安定感ある走り出しで、不快感と質感満載の最悪なビジュアルで適度に魅せながら最後まで怒涛のイカれっぷりで良かった。

オリジナルより開
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いとみち(2020年製作の映画)

4.3

ここ最近のイチオシ!

包み込まれるような不思議な暖かさを持った、思想を押し付けない傑作。

訛りは最初「わかんなくてイライラしそう…」と感じてしまったがそれも数分で杞憂に終わった。
人物描写の良さと
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.1

Twitterの評判を目にして「うわー」と言う感じだったのだが、海外での好評を受けてどんなもんかなと観てみたら、思ってた以上に素晴らしかった。
何でこんなに低評価多いの笑

最近観た「コーダ」にしろこ
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シライサン(2020年製作の映画)

3.2

ヘンテコだけど面白かった!

ホラー要素のロジック分解が面白い。
ツッコミ要素の徹底排除は「来る。」的な伝奇SFで、Jホラーではあんまり見てこなかったプロット

ラブロマンスや人情パートも含まれてるけ
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.7

所々で抉られるシーンはあるのだが、それが本題ではないので基本的にはしれっと観れた。

ツッコミどころは多量にありつつそこはもう「RAW」同様でシュールな世界観として受け入れるしかない。

「笑えた」と
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.7

他の方とあまり感想は変わらないので手短に。

確実にシュールでツッコミどころがありつつスタイリッシュにも纏めてある。
印象的な色彩設計、ぶっ飛んだビジュアルとストーリーでそこそこ満足です。
抜け出せな
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ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

4.1

前半は、スタディカムでビシッと捉えた鮮やかでキャッチーな映画的ビジュアルの世界観、アッパーモノローグ進行、愉快なキャラ紹介や我々のノスタルジアが刺激され、圧倒的に心地が良かった。

他方、後半はエッジ
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偽りなき者(2012年製作の映画)

4.5

脂身のある鬱エンタメかなと思って観たら、考えていた以上にジメジメとしていて、批評性が凄まじかった。

マッツが性犯罪者に仕立て上げられる下りが心理のわからないホラー的なものでも何でもなく、明確に「愛の
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