ねこ

マルケータ・ラザロヴァーのねこのレビュー・感想・評価

マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)
3.8
人間は飽きもせず同じことを繰り返している
というより、これしか出来ない生き物なのかもしれない

目醒めたマルケータが歩き出す
おそらくその先に「普通の幸せ」は無い
疑わず従い続けることでのみ許された女の幸せ
酷い時代だったと言いたいが、今もその根っこは枯れることなく張り巡らされている
どれが愛でどれが錯覚か
独りよがりな男が滑稽でならない

宗教に関する知識がないため理解不足は否めないが、“男は安堵を知らない”という台詞にはいたく共感できる

カタカナが多くて大変
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