ミスティックリバーのすぐあとに鑑賞。あ、私これすきですわ〜とホクホク。
恐ろしいほどにキュートなエマストーンさんと、ありえないほど皮肉屋のコリンファースが南仏でロマンティーーーーックにドタバタやるという、それはそれは楽しい映画でした。
一応主題っぽいものとしては、魔法と現実、宗教と科学の二項対立的なものをコミカルに描いてます。主人公が病的なまでの現実主義者で、なんかもう、ある意味では最高の境地とも言えるけど精神的には幼く見える。正直、超可愛いです。それがエマストーンが演じる占い師に出会ったことで価値観をこねくり回されていくんだけど、この過程、もうすごく楽しいです。
構造的には二項対立なんだけど白黒はっきりさせるような落とし方はしてなくて、どっちも愛すべきこの世界！って感じ。２つの価値観の橋渡し的な役割をロマンスに持たせるっていうのが、ベタといえばベタだけど、こんなに幸せなものはなかなかないですねえ。
