毎年1-2月に軽い鬱状態になって、半分死んだようになってNetflixでしょうもない映画を見ることになるけれど、『マジック・イン・ザ・ムーンライト』は比較的良かった。ここ最近コリン・ファースに急速に愛着が湧いてきたけれども、偏屈な英国紳士という感じが出ていて良い。エマ・ストーンは目がぎょろぎょろしていて出目金のようで可愛らしい。
映画としては、なんとも言えず予定調和な感じだった。目に見えるものが全てと信じるコリン・ファースは、理外のマジックに触れて新たな人生の可能性を見出すけれども、最終的には当然、それも罪のない嘘ということを知って憤慨する。けれども二転三転してすべてうまく行く。真面目にやれ！という気持ちになった。
