KeitaYamada

バクマン。のKeitaYamadaのレビュー・感想・評価

バクマン。(2015年製作の映画)
4.3
原作好きが通じたか、初めて試写が当たりました!やった!せっかくだからいろいろ書くぞ〜。


最近はすぐに原作レイプなんて言われてしまうけれど、これは全然そんなことない!2時間の限られた尺の中でここまでまとめられたなら何の文句もないです!あと30分あれば導入とかももっと良かった印象。

オープニングから「音楽:サカナクション」がばりばりに効いてる。キレの良い劇伴で作品全体を支えて、たぶん一郎なくしてこの作品は無理だ。すごい苦労してた記事も読んでるから余計にそう思うのかな(笑)
加えて執筆中のペン入れ、カッター、消しカスの払いなどの効果音はまさに漫画の擬音が飛び出したような立体的な音演出で◯。ポップな画のアイディアや編集と併せて、机に向かって描いてるっていう地味さを消してて楽しめます。

惜しむらくは、服部さんはもっと毅然として正解をアドバイスし続けてくれる人だし、エイジはそんなに悪い奴じゃないし、香耶ちゃんの不在により"亜城木夢叶"が見られない、ってくらいかなあ。
あ、平丸さんは登場から笑えます。

あと忘れてはいけないのがエンドロール。あそこまで気合と愛のこもったエンドロールは観たことがない。あれに名を連ねたいって思ってしまった。一見の価値アリだと思います。


…小畑健はこの映画用に一体何ページ描いたんだろう……
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