あにお

アウトバーンのあにおのレビュー・感想・評価

アウトバーン(2016年製作の映画)
4.0
プライムのおすすめに出てきて、タイトルからカーアクションかと思って、なおかつ評価低いから期待せずに観始めたら…全っっっ然違った。
これはよく出来た純ラブストーリーだ。車は関係ない(車が絡む映画としては『ベイビー・ドライバー』はやや近いかも…違ってたらごめん)。まずタイトルがいけない。『アウトバーン』てアンタ、、内容を考慮してここまでひどい邦題はなかなかないよ。アウトバーンは映画の主軸と関係ないやん。原題の“Collide”っで別に冒頭のシーンのことを言ってるわけじゃなくて比喩でしょ?
ニコラス・ホルトは『アバウト・ア・ボーイ』のイメージが強くて(ていうかごめんなさい、それ以外観てない)、面影が残ってるだけにシリアスシーンでも半開きの口を見るたびに笑っちゃう。その上レクター博士(書くまでもないけど『羊たちの沈黙』)が出てきた日にゃ…。しかもベン・キングズレーって『スニーカーズ』のコズモ!?後から調べて知って気が狂ったように叫んでしまったわ。“俳優がその映画での役を純粋に演じていても、視聴者は他の作品や本人の私生活を含めたトータルイメージでその役を見る”…なるほど。いやぁ、映画って、本っ当に、面白いものなんですねぇ。。それをこの映画が教えてくれました。
あにお

あにお