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ターミネーター:新起動/ジェニシスのぴーとのレビュー・感想・評価

3.5
シリーズにおける連続性を捨て、新たに一から仕切り直すことを意味するいわゆるリブート作品。そう、すべてを捨て新しくやり直すことにしたのだ…!?
これまでのことはなかったことにしてやり直したい~というよりはあれはあれで置いといてこっちで好き勝手やらせてよ~という印象。

捨てる~と言ったが『ターミネーター』の流れをしっかり再現する序盤のシーンは過去作を観ていると比べて観れるからより楽しめるね。
「ズボンを盗まれた~~!!」のあたりとか若いシュワちゃんの肉体とか。

タイムパラドックスなんて知ったこっちゃないといわんばかりに未来のことをペラペラ包み隠さず話しちゃうイメージの強いターミネーターシリーズ、この映画も未来のネタバレに関しての口は軽いが”時間軸”という概念を取り入れることで過去作の世界も完全になかったことにはせずに”それはそれで置いといて~”という曖昧で都合の良い逃げ道を見つけたのだっ!!

あらゆる面でのジョン・コナーの残念感がもうどうしたらいいのか観てて戸惑うけども老シュワちゃんのキャラの良さでなんとかトントンくらいにはなってるんじゃないのか…?
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