Mommy／マミーのみぃのネタバレレビュー・内容・結末

愛してるのに、愛されたいのに、単純なのにどうしてこうも難しいものか。

ちゃんとお互い伝えてる筈なのに、上手くいかないのは障害のせいなのか。

自分の感情をコントロールするのが難しい時期ってあるけど、スティーブはずっとそんな感じなんだろうか。
私にはわからないけど、思春期特有の、整理のしようのない複雑な感情にも似ている気がする。

迷惑をかけたいわけじゃないのに何度も繰り返し、母の愛がいつか自分から離れてしまうんじゃないかと怯え、また同じようなことを繰り返す。

母は息子の未来を思い描く。
独り立ちし、自分以外の誰かに向けられた息子の愛を祝福する。

でも現実は上手くいかない。
だから母は自分以外の誰かに息子の未来、希望を託すしかなかった。

たとえ法律で障害のある子を放棄する権利が与えられても、母の愛も苦悩も決してなくなることはないんだな。