感想何から書こうか迷う。
まず、どこを切り取っても美しい映像なのさすが。スクエアなのにこんなに綺麗に画角を作れるんだって、凄く窮屈な視界が感情そのものなの天才過ぎる。
天才過ぎるとか言葉がチープで悲しくなる。でも天才過ぎる...
光の差し方や動き形が美しくて、会話のアップの時の口元や、まつ毛に注ぐ光とか魅入る。
何よりドラン作品て感じのこの色味が、やはり好きでした。
演者さんたちも表現力素晴らしいし、本当にこれは演じてるの?ってくらい、そこにこの人たちの生活があるんじゃないかって思うほどリアル。どれだけ細かく演出考えてるんだろう。とても重い問題がテーマだし、問題もひとつだけじゃなくて重なって、全然いい方向に向かないのも現実を突きつけられるけど、ドラン作品ってほんのちょっと、そこはファンタジーなのかもしれないけどちょっと光が見える要素を入れてくれるから映画としては心が少し救われる。
見れて良かった。