このレビューはネタバレを含みます
「未来をわしづかめ、過去はクソ。」
以前マイ・マザーを鑑賞したけどはまらなくてなんなら内容覚えてないかも(´・_・`)
そんな感じでグザヴィエ・ドラン作品は合わないのかなーと思いつつMommyは予告でOne RepublicのCounting stars使っててそれが合ってたのに惹かれて鑑賞。
1:1の画面は始めは観づらいけれどだんだんと慣れてきてその画面サイズの意味があとあとわかる。
Wonderwallが流れるなかでスケボーと自転車で並走するシーンには幸せが詰まっているように見えた。
まだ僕は幼すぎて、ただすべてを欲しがっていた。
まさにそうだった。母と息子は互いに愛し合っていたし互いが必要だった。だけど母にはこのままではいけないとわかっていた。なにが息子のために必要な行動であるかわかっていた。
急に映し出される華やかに幸せな未来。いまのままではその幸せは到底手に入らないということ。
だけど、スティーヴはなにも気づいていなくて、これからも母との生活が続くと思ってる。目先の幸せしか見えていない。
自分のやってきたことに気付けない子供だということ。
すべてを失ったときに初めて自分のしてきたことに気づき後悔するのだと思う。ラストでわかるようにスティーヴがそれに気づくのまだまだ先の話。
この映画の良さを伝えるのは、私には難しすぎるのでとにかく観てほしい笑
他の人が観てどう感じるのか気になる作品。
近いうちにまた観たい。