huluさんさまさまで鑑賞。
愛があるだけの一筋縄ではいかない障害という壁。息子をただ愛してただ一緒に暮らしたいだけなのに、それさえも思い通りにならないもどかしさ。終始汚い言葉だらけだったけど、その中にも愛を感じるほど。
向かいに住むカイラは、上手く喋れなくなって休職している後ろめたさから自分の殻に閉じこもっていたのだと思う。でもダリアンとスティーヴの愛の形を見て、彼女の人生も変わった。苦しい中にも幸せはあると。
ダリアンがスティーヴから離れたのは愛がなくなったのではなく、愛していたから。
1対1のスクリーンっていう発想はすごかった。観ているこっちが苦しさを覚えるくらいで、それが狭い世界で起こったこととして表してるのかなと。2回だけ、フルスクリーンになった。それは、ひらけた世界を表したかったのだと思う。
最後のシーンはとてもくるものがあったが、スティーヴの表情がとても良かった。