ひろき

サンドラの週末のひろきのネタバレレビュー・内容・結末

サンドラの週末(2014年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます



映画館の予告でマリオン・コティヤールのタンクトップ姿を見たら足を運ばずにはいられなかった。。。

一度聞いたら離れないお名前で、「ダークナイト・ライジング」でもすばらしい美貌と演技を魅せてくれた
彼女の新作が「サンドラの週末」

■ストーリー

経営難の会社はサンドラに解雇を言い渡す。取り消しを求めるサンドラに社長は「再投票で同僚16人中、過半数がボーナスを諦めれば復職させる」と条件提示をするのだった。そうしてサンドラは週末中、復職を求めボーナスを諦めてくれるよう同僚の家をひとつずつ回って説得しに行くのだった...

この映画を作るのがサンドラの説得シーン。当然彼女が話すことはほぼ同じ。「私の復職かボーナス、どちらかを選べってはなし。ボーナスを諦めて欲しいの」
単調なシーンが続くのだが、95分一瞬も退屈に感じなかった。映画をみてる間ずっと考えさせられたのが一つの要因だろうか。「自分ならどう説得するか?もっとうまくやれるんじゃないか?」など。
また「人の優しさに触れるのは、自分の優しさに気づく瞬間でもあるのだなあ。」何てことにも気づいたこの作品は、解雇のことだけじゃない。いろんなことに繋がるため、各々にとって必ず何かを得られるものだと思う。

そしてラスト、彼女は自分のたった2日の苦労で、人の幸せを何倍も願えるようになったのだった。自分を犠牲にしてでもサンドラを助けようとしてくれた人に触れ、彼女はまた、新たな職探しの苦悩へと飛び込んでいったのだった。その瞬間の彼女の笑顔が"週末"で得た大切なものを象徴していると思う。
ひろき

ひろき