「皆 悪党にはバチが当たれと思っててもーー 自分じゃ何もしないのさ」
「アンタより優しい男を見かけたら、毎晩のように寝てやるわ！」
人生の道中に転がる、ほんの些細な石ころに躓いてしまった人々の顛末を綴ったオムニバス。タチの悪いコテコテなブラックジョークが満載されているね。上記のセリフを始めとして、チープだが味のある名言が多いのも良し。
しかしこの映画、「人の不幸は蜜の味」と感じる人しか楽しめません。そう言い切れてしまうほどにブラックです。
あと「人生」「ボタンの掛け違え」といった作品のテーマ自体があまりに抽象的すぎて、映画になりきれていない節がある。TVの下手な特番を見せられているイメージ。もっと上手いこと作れるんじゃないかなぁ？ と。
