このレビューはネタバレを含みます
まず、ロケーションの素晴らしさと美術や小道具類に至る、情景を作り出しているものの全てが最高だった。
膨大な台詞を生々しく演じた俳優達も素晴らしく、途中の兄妹喧嘩のシーンと夫婦喧嘩のシーンは観ていてもう本当に腹が立ってきた。
何か大きな事件が起こるわけではないものの、味わい深い人間模様を描ききった脚本は秀逸でした。
映像が美しい。機材も含め、撮影クルーのレベルがプロ感ダダ漏れしてた。
好きなシーンは、伝道師の家にニハルが訪れるシーン全て。と、馬の首にロープが巻き付けられているシーン。
宿泊客の描写は少ないものの、何だか好きでした。
そして、ラストカットが最高に美しい。