心の芯まで傷つけ、赦し、踠く、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督の濃密な196分の愛憎劇。
カッパドキアの雄大な風景と厳しく哲学的に罵り合う会話のギャップが凄まじい。
長回しカットによる妹、妻、家賃を滞…
多分人生初のトルコ映画。3時間の長尺映画だったが、飽きずに見れた。人間同士がお互いの意見をぶつけ合う、罵り合うんだけど、これが見た事ない国の見た事ない言語だから、(カッパドキアという特殊な風景と雪景…
>>続きを読む不穏でザラザラとした人間関係。遠回しな嫌味、皮肉、当て擦り、批判、面罵。ドス黒い本音が時にオブラートに包まれ、時に直接ぶつかり合う。我々は普段、他者との考え方の違いや立場の違い、それによって生じる摩…
>>続きを読むイライラした人たちばかりだけど強いて言えば主人公の感覚が一番自分と近い。昔カッパドキアの洞窟ホテル泊まったなー懐かしい。その時に限らず、気さくだったホテルスタッフも見えないところで色々抱えてるんだな…
>>続きを読むこの作品を観ながら、善悪云々よりもそれに気付けているのかが主題なのでは
‥?と感じた。
誰しも自己肯定をしてしまうしエゴに満ちているものだ(私を含めて)。
自分より強い人には卑屈になり、自分より弱…
カンヌ映画祭パルムドール受賞作のトルコの映画。
世界遺産のカッパドキアの洞窟ホテルのオーナーの男は親の遺産もあり美人の若妻もいて何不自由ない暮らしのように思えるが、その内側に入るとところどころ綻び…
え待って、アイドゥンそんなに嫌な奴だった?「テメーに恵んでもらうくれえなら、その金乞食にくれてやらあ!」されるくらいに!?長い映画だったし何か見逃していたか、それとも私の性根がアイドゥン的すぎてア…
>>続きを読むヌリヴィルゲジェイラン監督の作品を観るのは2つ目。
物凄く平たく言えば「ご近所トラブル映画」。
この作品もまた、腹の立つ主人公。
小難しいことをタラタラ述べて「人間はこうあるべき」みたいな理想論を…
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