アメリカン・スナイパーのウガチャンムービーログのレビュー・感想・評価

イラク戦争に4度にわたり派遣、アメリカ軍史上最多の160人以上射殺した実在した伝説のスナイパー「クリス・カイル」の半生を描いた作品である。
ラストシーンも衝撃的であるが、ここに現代アメリカの抱える闇の一端が垣間見られる。
やはり戦争は、携わった人々の肉体のみならず精神をも崩壊させていくという後遺症を伴う。
PTSDにより酒・ドラッグ等に頼らざるを得なくなる。
ここに宗教的価値観が絡み、親から子へと受け継がれ事態をより複雑にさせていく。
アメリカの抱える奥深い問題がそこにあるのだろう。

• #クリント・イーストウッド