リアルに問題を感じた凄い作品。いい意味で想像とは違った。
こんなにグったり疲れた作品も珍しいけど、、是非観て欲しい良作。
戦地も帰国後も、描写がリアル過ぎて色々考えさせられたし、複雑な感情が渦巻いて胸が熱くなった。
無音のエンドロールは初めて、、（重いテーマをそれぞれで考えてと求められているのか？）
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※以下ネタバレ（長文です）
戦争で究極の恐怖体験や達成経験等を味わうと、帰国後も影響が残ってしまう。
そんな中、彼は、戦争で受けた精神の傷を頑張って乗り越えようとしていた。
（強い愛国心と一定の良心を持っていたが故に、心を保っていて、傷はまだ浅かったのだろうか？）
しかし、新たな人生を歩みつつあった矢先、親切にしていた戦争帰国者PTSD患者に殺害されてしまう。。 不思議と殺害犯への憎しみより、残された彼の家族や殺害した男の家族の悲劇の方が頭をよぎった。（戦争は悲劇しか生まない）
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更に重い話...（亡くなる前の彼はヒーローなのか？）。
イラクに大量破壊兵器は無かったと言われるが、（アメリカ視点でも）これは正しい戦争だったのか？
それが曖昧なら、彼のような強い愛国心からの疑問を持たない行動（冷静に沢山の人間を射殺）は正しかったのか？
疑問を持った人ほど、ストレスを抱えてPTSDになっていったのではないか？、、、
彼はアメリカ人（一部）から見るとヒーローかもしれないが、元五輪の敵スナイパーもイラクだとヒーローで、イラク目線でも同じような映画が撮れるんだろうな、、とか思いながら観ていた。。
（観ながら病んできた？ w）
※大儀なき戦争によるPTSDに焦点を当てながら、よくアカデミー賞にノミネートされたと思う。（主要部門は取れなかったけれど）
■追記）
PTSDをテーマに含めた映画は沢山あり、アカデミー賞受賞作（デイアハンター、ハートロッカー等）もあるようです。
