オオトリ様

アメリカン・スナイパーのオオトリ様のネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

国のために、攻撃されている仲間を守りながら戦うカイルがかっこよかった。帰還後にセラピーを受けていたことは、戦争で傷を負うのは身体だけではないと実感させられた。身体にも心にも傷を追ってまで愛するものを守るかっこよさが伝わった。
また私はカイルの奥さんに情が移った。長い派遣から帰ってきたカイルだが、心が帰ってきていなかった。頭には戦地の悲鳴や銃声がよぎっていて、家族に充分な愛を伝えられなかったのだろう。いつ死んでもおかしくないカイル、家に帰っても心此処にあらずで奥さんの不満は積もっていただろう。そういえば以前付き合ってた彼女にも、振り向いてほしかった、と振られていたカイル。これらのシーンから、仕事そっちのけにならずに、愛する人に愛を伝えようとも思った。愛する人もまた、知らないうちに心に傷を負っているかもしれない。
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