ふじい

アメリカン・スナイパーのふじいのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

コールオブデューティーをやりたくなりました

なにが正しいのかわからりません
僕でもきっと最初の子供を撃つ選択をすると思う。
子供を撃つことは正しくないけれど、根本的には子供を撃たせる状況にした背景や周りの大人が正しくない。
そもそもなんでアメリカと戦っているのかがわからなかったのは情けないですが。。

戦争にも人と争ったこともない平和ボケした自分にとってはとても考えさせられました。僕にとっては、戦争は過去の人たちの負の遺産のように、上層部の私利私欲でやったようなひどい見方をしています。それがなければ今の日本はないし、僕も生まれてなかったと言われればその通りなのですが。他にも方法はあったんじゃないかと。なぜ殺し合いになってしまうのかと。主人公のような人をも巻き込んでしまうのかと。知能があるのだから別の道を模索すべきだと思ってしまいます。そんな簡単なこと考えてるのだろうけど。
でもいざ、都庁が9.11のようになったら黙ってはいられないでしょう。
所詮はアメリカでおきた他人事としか僕も捉えられてない。
ナルトとペインの会話を思い出します。
どこかで憎しみの連鎖を断ち切らない限り終わらないのでしょう。その決断、判断をするのはかなり困難だと思いますが。
クリスの家族も相当な辛さ、悲しみ、そして憎悪が生まれたでしょう。あんなお父さんがなんで殺されなきゃいけないんでしょうかね。すべての人のバックグラウンドは知らないからそれが悪いとは私は言い切れませんが、正しくはないはずです。

色々話は飛びますが。
アメリカの愛国心には感度します。国家を聞くたび、かっこいいなぁと思ってしまいます。共通の敵を持てば、国民みんが団結?仲間意識が強まるのだろうと。そんな当たり前のことを再認識させてくれました。サッチャーやブッシュさんはうまくつかったって言うと語弊がありますが。

あと
風立ちぬを思い出しました。
仕事に情熱、だいぶ方向性は違いますが、をもつ夫をもつ妻の様子を見て。個人的には次郎と菜穂子の関係が素敵に思えました。クリスの妻の気持ちは納得できますが。そこも難しいところでした。

いろいろとだらだら書きましたが
就活の息抜きで見たつもりが、考えることばかりで面白かったです。
後藤さん達の事件は非常に胸が痛いし憎いですが、だからといって敵討ちに行こうとは思えません。それぐらいの愛国心?仲間意識かと思うと、自分で自分が寂しいですね。
でも周りの大切なやつが傷つけられでもしたら、傷つけたやつにやり返しにいきますね。自分はそんな当たり前の日本人だと実感しました。
ふじい

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