アメリカン・スナイパーのaoiのレビュー・感想・評価

誰かを守るということは誰かの怨みを買うこと。心を殺し銃をかまえる姿。そうでないとやってられない職業なのだろう。家族の葛藤。ありふれた日常の大切さ。知らないところで今日も誰かが死んでいて、その家族が泣いている。そうやって世界はできてる。日本だって、いつその時が来てもいいように必死に毎日訓練している人たちがいる。その人たちにも、家族はいる。誰かの涙の裏にはその人の家族の死だけじゃなくて、「その人を撃った人」の心の死もある。