このレビューはネタバレを含みます
同じ地球で同じ人間として生まれたのに、私こんなのほほんと生活してていいのか、と自己嫌悪になりますね。
今も世界のどこかで戦争が起き、誰かが死んでると思うだけで(さらにそれが子どもだと思うと)胸が苦しい。
狙撃シーンはリアルで迫力がありました。国を守るためとは言え、心に深い闇を背負ってしまうのは人間として生まれた証と言えます。彼だけでなく、戦争に関わった全ての人が抱く罪悪感だと思います。私は戦争の経験はないけれど、自分が関わっていない国で今も誰かが戦争によって死に、自分ではどうすることもできないという罪悪感を持っていきたいと思います。その心はきっと未来に戦争を起こさない意志に繋がっていくと信じています。