Nozomi

私の少女のNozomiのレビュー・感想・評価

私の少女(2014年製作の映画)
-
その子供の賢さが 何百倍も悲しい
守ってあげることも、救うことも、
自分を救っているような錯覚から、助けられている

依存だよ偽善だよ、でも、それのどこがいけないだろうと、誰が責められるだろうか
胸が辛くなる映画より、すこしでも明るく笑っていられるくらいの映画が、増える事を祈るばかりだといつも、悲しい気持ちになる映画を観るたびに感じて、つらい
小さな村社会の中の、いつでも簡単に 狂気

いつかは少女のほうの気持ちだったから いまは彼女の方の気持ちが分かる気がして おもくて、痛いけれど 脚にある 青あざみたいな 苦いみたいに痛い滲んでいくような、綺麗に真っ青な 青あざ

2017.11.0?
当時メモ
素直に陰鬱の空気がひろがって恐かった…というより、良い気分になんかはならなくてじっとりと嫌な気持ちと少しの憤怒が胸に広がる、そして少し悲しい。取り扱った問題やマイノリティのことなど、単純な映画作品でない事は分かっていて
出演した俳優さん達が、皆演技がうますぎるから、本当に凄く嫌な気持ちだ。(わたしはぺ・ドゥナが好きだから)
社会的なことを含めて映画が持ってくれている本質も全うしてくれてる作品のこれも一つではあると思う、
昔、散々とこうした暗いけど本質的な事を扱う映画もたくさん観てきたけれど、依存や偽善から抜けだしたものに気がつけたから昔観てきた事はきっと良かったとは思ってる 鬱々しさと、癖になっている青あざ みたいな気持ち
Nozomi

Nozomi