私の少女の作品情報・感想・評価・動画配信

「私の少女」に投稿された感想・評価

tama

tamaの感想・評価

2.3
田舎の小さな村という狭い世界にある地獄とそこに生まれる狂気みたいなものを感じた。
小さな貧しい村ゆえに暴力や違法なことも見て見ぬふりをしていかないと生きていけない、目立つことをしたらすぐに村八分にされ、外から来た者への警戒心は強い。静かに狂気が育ってしまう子どももいて、何が正解かもはや法やモラルだけでは語れない世界があるのを上手く描いていたと思う。
異端の二人の行く末は明るいものではない気がしたけど、どこまでも馴染むことができないあそこにいるよりはマシなところへ行けたらいいと願うくらいかな。重いしもやっとしたまま終わった。
どこの国も狭い田舎やコミュニティ特有の地獄はあるんだな。もちろん良さもあるけど。
oo2k

oo2kの感想・評価

3.3
いろいろな社会問題を入れ込んだ作品。ここまで偏見がスゴい社会なのかな。警察がグダグダ過ぎるのも韓国映画の特徴ですね。ぺ・ドゥナとキム・セロンの演技でカバーしてる作品かな。
完璧だった。社会問題をいくつも織り交ぜながらもひとつの映画として纏めている。
てか、ペドゥナの制服姿は眼福やん
yama

yamaの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ソウルから赴任した若い女性署長は、虐待を受けてる少女と出会い預かることにする。じつは署長はLGBTが原因で左遷され、またアルコール中毒。虐待を受けてる少女は暴れたり少し怖い一面をもつ。少女はおばあさんを殺す。嘘の証言して署長はつかまる。少女は継父を陥れて署長は開放される。署長はすべてを知りつつも少女を迎え入れておわり。韓国の田舎の実情も出てきて興味深い。なんで少女が署長について嘘を言ったか。イタズラ心? 困らせたかった? 意味なくやった? もやもやする映画でしたー
心に残ったシーンは、少女が田んぼを走っていくタイトルがでるとこ。
てぃ

てぃの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

記録用

引き込まれるような映像。
海とか光とか、画がとにかく綺麗で優しい。

話としては、危うい精神状態の2人がずっとグラついてて、観ているこっちの心が不安定になる。
ドヒはもうヨンナムに縋り付くしかないし、ヨンナムは家族的でも恋愛的でもなくただただ情だろうし、最後はほんとにこれが正解?どこにも行き場のないこの2人が一緒で大丈夫なのかなと不安になる終わり方。

というか、ドヒの父と祖母が庇い用もないくらい酷くて、さらにそれを取り巻く村全体もほんとに田舎独特の閉塞感があるから、ドヒがたとえあんなことしててもしょうがないって思わされてしまう。けどそれを無かったことにするのも大人としてどうなの……と堂々巡り。

観終えた後に考えさせられる、一言では言い表せない複雑な映画です。
saeri

saeriの感想・評価

3.7
キム・セロンのあの目は何か企んでいるようにしか見えない
でもそれが含みをもたせていて効いている
過疎で高齢化した集落で起こるLGBTの女署長と児童虐待の被害者である少女の物語。不法入国者に対するタコ部屋的労働環境が物語に絡んできて、お隣の国だけの話とすまされない身近なテーマです。少女への虐待は、父親が村の経済を支える貴重な若者なので、周りは知らないフリをします。女署長の今回の左遷は、同性愛の発覚という不祥事(!)の引責です。問題を重層化複合化して捉えているのでリアルで通り一遍になりません。「アジョシ」で10才だったキム・セロンは14才。背も伸びて多感な過渡期を実在感と深みをもって演じています。
『私の所長さん』から『私の少女』にちゃんとなった。そこに感動する。止まない雨でも行く覚悟。
傷だらけのインド人と無傷のぺ・ドゥナをある意味似た者同士と思わせる留置場での切り返し凄い。

このレビューはネタバレを含みます

小さな怪物を生んでしまったのは何だったのか。そこに気付きドヒを救うことこそが、ヨンナム自身を救う鍵になっていた。

それにしてもLGBTへの偏見の目というか。でもこれに関しては警察の対応も間違ってないしなあーという複雑な気持ち。
二時間の間ずっと暗い、そして重い…色々な社会問題がてんこ盛り。

でも、ぺ・ドゥナとキム・セロンの演技合戦で観ていられる。ふたりのやり取りに引き込まれてしまう。

韓国映画の子役はすごい。
映画と言え、こんなに過酷なシーンで演技できるってどんだけプロ根性あるねん!って作品がホント多い。

キム・セロンちゃん、アジョシの時も良かったけど、成長してさらに難しい役をこなしきってたよなぁ。

ぺ・ドゥナもいいね👍
この間観たのが『吠える犬は噛まない』だから、キャラが違いすぎて興味深かった。
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