物質主義の主人公がモノをすべて倉庫に預けて、必要なモノを1日にひとつ取り出せるというルールで暮らした一年間のドキュメンタリー。
ひとつずつ捨てていくのではなく、倉庫に預けるっていう発想がおもしろかった。
日本だとミニマリストや断捨離という考え方があるから、まずは“捨てる”という発想になりそう。
残すのは部屋だけで、家具や家電、衣服までを一旦なくしての生活。
一年間でさまざまなことが起きるけれど、その度に出てくる暖かい家族や友人たちとの繋がりが羨ましかった。
自粛期間中のいま、人びとのリアルな暮らしやコミュニケーションを見れたことが、ほっこりとした気持ちにさせてくれました。
モノについて考えると同時に、周囲の人たちを含めた暮らしについて見直す機会を与えてくれた気がします。