ぴょん

365日のシンプルライフのぴょんのネタバレレビュー・内容・結末

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

家にあるもの全てを倉庫に預け、1日一個生活に必要なものを持ってくるのを1年間続けるだけの話。物語は淡々と進んでいくけど私は好きだった。生活音メインで、所々で入ってくるテナーサックスのジャズが心地いい。
人生はモノでできてない。別の何かが必要だよ、モノの多さで幸せは量れないっていう言葉と、所有は責任で重荷になる、最初の100個は生活に必要なモノ、その次の100個は人生を楽しむためのものっていう考え方がすごく納得させられた。
物がありすぎても心にポッカリと穴が開いたような気持ちで満たされないし、あまりにも物が少なすぎると生活に潤いがなくなる。そのちょうどいいバランスを取るのって難しいんだろうな。とにかく、自分にとって1番大事な物(物理的な)はなんなのかって考えたときに、スマホだろうなと思ってしまう自分が残念だなと思う。大好きな物ではないのに。心のない物に心のある自分という人間が支配されてるって変な感じ。
自分の周りを埋め尽くすものは、それについてどれでだけでも語れるぐらい自分の大好きな物だけにするのが私の人生の目標。とりあえず今から、私の部屋の好きでもなくて使ってもいない物、捨てようと思う。
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