Joker

365日のシンプルライフのJokerのネタバレレビュー・内容・結末

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

映画として内容を重視してメッセージを伝えることに重点を置くのか、ドキュメンタリーとして「過程」や「実態」をありのままに写すのか、どちらか一方にするべきで全体的にメッセージ性がなく、物の過程から恋人との過程に話し変わったりと中途半端な作りだった(そもそも個人で撮ってるような映画だからクオリティが下がるのは仕方がないかもしれない)

それにしても考えさせられるテーマではあった。
映画の主人公がそうだったように物で精神を満たすというのは凄く理解できた。
イラついたり悲しい時はつい物を買いたくなるし、物に多く囲まれてるとなぜか安心感がある。でも人間関係等で感じた不安や怒りを物で解消しているだけだから結局、物は多くても心は空っぽのままであることが多いと思う。
想像以上に物と人の感情との繋がりが強いことに気がついた。

物が捨てられない人の理由としては、どれが本当に良い物かの判断、何が1番いらないか決められないのが大きいと思う。今いらなくても後で必要になりそうだったり、後で使えそうな可能性を感じてきっぱりと捨てられないし、子供の頃に買った物や友達と一緒に買った物など愛着や思い出がある物に関してはいくら必要でなくても捨てることが困難に感じてしまう。

結局はwantかneedか見極めることが大切なんだと思う。主人公がやったのがまさにこれで、本当に生活に必要だったり、ないと困る物以外は好き、こうなりたい、こうしたいなどの全て自分の欲求を満たすためのwantの物だと思う。だからまず自分の感情、欲求を整理して初めて物の整理が出来ると感じた。
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