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エリザベスのmatchypotterのレビュー・感想・評価

エリザベス(1998年製作の映画)
3.6
個人的には日本史派で、世界史は少し疎い。
疎いけど名前は知ってる“エリザベス女王”。その1世の話。

この後『〜ゴールデンエイジ』と続編が作られてるケイトブランシェットが演じるイギリスの王宮の話。

この頃は宗教も根強く、どの宗派を推すかみたいな派閥争いがある。
旧派と新派があり、先代メアリーは旧派、しかし他界。そこで、エリザベスが即位するがエリザベスは新派。

エリザベスはフランスが攻めてくるとか、財政難とか、イギリスの問題が山積み状態で即位。なので、早速そこの宗教争いを終わらすべく、新派に統一を図ろうとする。

が、根強い旧派の抵抗や、ローマ法王からの邪魔立てもあり、とにかく前途多難。
このローマからの刺客、ダニエルクレイグ。色んな意味で刺客として屈強過ぎる。

打つ手もなかなかうまくいかず、敵は外にも中にも無数に存在し、誰が信頼できるかもわからない。

そして、彼女、女王として世継ぎ問題があり、世間体や政治、政略的に至る所から求婚を受けたり、生き抜くための戦略としてそこにも頭を悩ましたり。

とにかく、1人の女性が国を治めること、外敵から国を守り、地位を築くための果てしない茨の道。

余りに多くのことと向き合い、内も外も敵しかいないんじゃないかという状況の中を奔走しながらイギリスの女王に君臨するまでの話。

世界史は疎いからこれがどこまで歴史に忠実なのかはちょっとわからないけど、壮絶過ぎる人生であることは間違いない。

それを時に真剣に向き合い、時に余裕を装って交わしたり、いなしたり、強く、したたかに、粘り強く、辛抱強く、でも大胆に生きる“ヴァージンクイーン”エリザベス女王、ケイトブランシェット、たじろぐ時もあるけど、肝っ玉がスゴ過ぎる。

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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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