ドロドロ

エリザベスのドロドロのネタバレレビュー・内容・結末

エリザベス(1998年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

二度目の鑑賞。やっぱりケイト・ブランシェットの女神のような美貌に惚れ惚れする。英国の黄金時代を築き上げたエリザベス一世の波瀾万丈な生涯。元々この時代のヨーロッパ史は大好きでよく調べていたけれど、ここまで満足のいく作品はあまりないかな。私は序盤で早々に退場しちゃう姉のメアリーに想いを馳せがち。母を殺した原因の女の娘であり、同じ境遇の妹であるエリザベス。そんな彼女を殺さなかったメアリーは一体どんな気持ちだったんだろう。いつでも手にかけることはできたのに。「聖母マリアを奪わないで」とエリザベスに懇願するメアリー。エリザベスはそれを拒否し、新教を復活させる。政敵を屠り尽くし、アップされる聖母マリア。自身がマリアのような存在となることで、亡き姉との約束を果たしたとも言える演出ではないか。
ドロドロ

ドロドロ