思った以上にテーマ性のしっかりあるドキュメンタリーだった。
内容としてはいくつかあるように思えたけど、
・映画館から家で見る映画への変遷
・DVDやVOD(サブスクなど)になってないB級だけど芸術的な映画がVHSにはある
・Vシネなどセルビデオとして販売された「家でしか見ることのできない映画」の話
・撮影や編集もできたビデオテープのすごさ
みたいなところが主な内容。
それと現代メジャーの映画というとアメリカやインドなど。さらにデジタル技術なども加わると世界至る所で名作が生まれている気がするけど、VHSが主力販売されていた頃はビデオデッキを製造していた高度経済成長期の日本も非常に強く、インタビューを受けているのはアメリカと日本人のみ。
エンタメコンテンツとしての映画を楽しむ場所が映画館から自宅に。
そして映画を作る機材やコストも映画会社から、VHSの時には個人でできるようになったりと、現在のユーチューバー(ストリーマー)への変遷までを俯瞰してみると、映画系サブカルのドキュメンタリーとしては非常に興味深い。
あ、ちなみにポルノ映画についての言及もしていて、日本のAVそのまんまの映像とかも流れます(笑)。