ささみ

南風のささみのレビュー・感想・評価

南風(2014年製作の映画)
4.0
今日は早朝からロードバイクでサイクリングしていた為、なんか自転車関連の作品が観たいなーと、アマプラで発見ので鑑賞。
たまにはこういうほのぼの日常も良いなーと。

ではサクッとストーリー!
東京の出版社で働く藍子(黒川芽以)は女性ファッション紙の担当を外され、単発企画取材へと回される。
単発企画取材の内容は台湾に住む植村豪というサイクリストを取材するというものだった。
好きな業務から外されるわ、彼氏を若い読モの女に寝取られるわ、踏んだり蹴ったりの藍子は満身創痍の状態で台湾へ─。
目的地のリーユエタンへの移動手段を確保しようとレンタルサイクル店を訪れる。
そして偶然にもそのレンタルサイクル店で働くトントン(テレサ・チー)もリーユエタンを目指す理由があった。
夢であるモデルのオーディションを受けるためだ。
藍子が雑誌の編集者でしかもリーユエタンまでのガイドを探していると知り、本当は未成年だが年齢を21歳と偽ってガイドを務めることに!
リーユエタンを目指して二人のサイクル旅が始まる──!

○二人の関係
道中での出来事は笑いあり、ちょい涙ありで楽しかった!
トントンの顔が偶然にも彼氏を寝取った女と瓜二つの為、藍子はトントンへ嫌悪感を抱いていて、顔が無理!!はストレート過ぎて笑った。
そしてトントンはトントンでかなりの自信家で藍子をおばさん呼ばわりして見下している。
そんな凸凹な二人だけど喧嘩するほど仲が良いってやつなのか、罵り合っていても嫌な感じはしない。寧ろ裏がなくて良いかも。笑
二人の友情に心がほっこりした。

○自転車旅
思ったほど風景シーンはなかったけど、十分台湾でサイクル旅したいなーとは思わせてくれた!
コロナが落ち着いて機会あったら行きたいなー。

○仕事
好きでもない仕事をするのは苦痛。。
でも時には大きな発見もある。
藍子は何だかんだでやりがいを見いだして結果悪くはなかったのかなと。
自分もやりたい仕事をしたいけど、生活を考えると思いとどまってしまうという。。
ほんと映画って色々考えさせられるなー。

○日本語
作中のこのやりとりが好き。
「さよなら、ばーい」
「日本語ではそれじゃ、またって言うんじゃないの?」
「でもまたがいつあるかわからないじゃん」
「だけど良い言葉だと思う。それじゃまた──!」
当たり前のように使ってる何気ない日本語が、海外では好まれてたりね。
もっと語彙力を増やしたい今日この頃。。

○総評
ロードバイクはあまり出てこなかった。
自分の考えていた内容とは違ったけど、面白かった!!
みんな夢に向かって前進していて良かった。
ささみ

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