くま

西遊記 はじまりのはじまりのくまのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

本当!とんでもなく面白い妖怪エンターテインメントです

想像を遥かに超えた面白さで2度も観てしまったほどです。

後に三蔵法師となる玄奘と猪八戒、沙悟浄、孫悟空の出会いが描かれています。
玄奘は坊さんでなく妖怪ハンターだったというのがまずユニークでいいです。
今までの常識をひっくり返されたようで、しかも妖怪に勝てない、優しすぎる妖怪ハンター。

それに猪八戒も沙悟浄もイケメンなんですね、、、

孫悟空?


個人的には主人公の玄奘(ウェン・ジャン)より、
玄奘に一目ぼれした美人妖怪ハンター(スー・チー)が最高に良かったです。

玄奘に思いを寄せて努力しても振り向いてくれない、
それでも何度も弱い玄奘を助けに現れる、、、
一途な素敵なカワイイ女性、ちょっとツンデレなところも魅力的。
「女が目を閉じたら、キスするもんだと前に教えたでしょ!!」

そんな素敵な女性、段を相手にもしない玄奘が憎たらしくなるほど。

受け入れてしまったら物語りが、西遊記にならないのでしょうが、、、段が可哀そうでなりません。
段の最後のセリフ「万年は長すぎるわ、今だけ愛して」は悲しすぎる。

いろんな妖怪、妖怪ハンターが登場して本当に楽しめます。

虚弱王子、、いや空虚王子は笑えます。

エンディング、、天竺に向かう「チーム三蔵」
どこかで聴いたような懐かしい音楽、、
「Gメン'75」のオープニングテーマ曲が使用されたらしく、、、

・・・最後まで楽しめました。

最期に、エンドロールで流れる歌がとても物悲しく、、、
段の歌ですね。。

「散り行く花はまた咲くけど

 この恋咲かぬ、さだめなのか

 たった一度の口づけで

 私のすべてはあなたのもの

 会いたい優しい人

 今どうしているのでしょうか

 会いたい、この切ない思い

 届けて、あの人に」 
くま

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