ザ・スクエアの監督さんの作品。
いやあかなり笑ったけどさ笑 意地が悪いなあこの話…笑
仕事命の父親が家族サービスで5日間のスキー旅行に。
そこであった見せ物の雪崩が思いの外すごくて恐怖のあまり父親は家族を置いて一目散に逃亡。
その過失を絶対に認めようとしないので家族の関係がどんどん悪化していくという話笑
最初は「何？」「ん？何？」「いや何でもないけどなんか変じゃん」「何でもないよ。怒るべき？」「いや別にそんなことはないんだけどさ」みたいにジャブの打ち合いしてるんだけど笑、段々と深刻な問題になっていく。
会話が全般的に笑いそうになるんだけど、でもヒリヒリする嫌な感じもずっと笑
すごく論理的に微妙な会話がずっと続く。
友人が助け舟として出した沈没船の話。助かった人は皆周りの人を押し退けて助かろうとした、でもそれを責めることは誰にもできない。人は極限の事態を前にすると助かろうという抗えない反応を示すという論。
「でも、彼は大切な家族を見捨てたのよ。沈没船の話は見当違いだわ。」で沈黙…笑
その段階に来てもそもそも逃げてないと言い続ける旦那…
でも、ね… 男はそういうの大事よね。
どんどん武装が剥がれて最後は丸裸になっていくのがすごい。
もう最後は純粋な子供のような。
全てをさらけ出してしまった後はなんか謎の感動が。
ドアにニワトリのシールが貼ってあったのが一番笑いました笑
